【登山に行くなら知っておきたい】虫除け対策まとめ

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こんにちは。今回は「登山における虫対策」について詳しくご紹介します。

山の自然は素晴らしい反面、さまざまな虫が生息しており、対策を怠ると思わぬトラブルにつながることもあります。
安全かつ快適な登山を楽しむためには、事前の準備と正しい知識が不可欠です。

この記事では、登山前から当日の対策、万が一刺された場合の応急処置まで、幅広く解説します。
これからの山行計画に、ぜひ役立ててください。

結論 ベストな虫避けグッズとは

  • ハッカ油スプレー(王道 消臭効果を考えても◎)
  • 携帯用蚊取り線香(休憩時周囲に焚くと効果的)
  • おにやんま君(最近出てきた期待の新人 なんとなく効果を感じます)
  • ハエたたき(しつこいアブを叩き落とせる)
  • 虫除けスプレー(ディートまたはイカリジン成分配合がおすすめ。肌や衣類に使用可)
  • 帽子(蜂は黒いものに誘われるのでその対策に)
  • (ヤマビル対策に)

■ なぜ虫除けが必要?

登山では、蚊やメマトイ、ブヨ(ブユ)、アブ、蜂、ヒルといったさまざまな虫と遭遇する可能性があります。
これらの虫に刺されると、単なるかゆみや腫れだけでなく、時には命に関わる重篤な症状を引き起こすこともあります。

特に遭遇率が高く注意したい虫とリスクは以下の通りです。

  • メマトイ:寄生虫「東洋眼虫(とうようがんちゅう)」を媒介する。
  • ブヨ(ブユ):小さな体ながら、噛まれると強い炎症や腫れを引き起こす。かなりしつこい。
  • アブ・蜂:刺されるとアレルギー反応やアナフィラキシーショックを起こす可能性あり。
  • ヤマビル:梅雨時の三重に多く生息。害は少ないが見た目がグロい。

「虫に刺される=軽い被害」と油断せず、しっかりと対策を取ることが、安心安全な登山につながります。

既に山に登っている方なら共感してくれると思いますが、特にメマトイとブヨが厄介ですよね。虫にとって最高の条件が揃ったときの山は地獄です(笑)

登山前にできる虫対策

適切な服装選び

虫は黒や濃い色に引き寄せられる性質があるため、服装は白や淡色系を選ぶのがおすすめです。
また、できるだけ肌の露出を防ぐため、長袖シャツ(もしくはミドルレイヤー)・長ズボン・帽子の着用が基本です。

素材は通気性に優れた速乾素材を選べば、夏場でも快適に過ごせます。

ポイントまとめ

  • 白やベージュなど明るい色を選ぶ。
  • 長袖・長ズボンで肌をカバーする。
  • 帽子をかぶる。

個人的に半袖の方が好みですが、肌を出すとブヨが寄ってくるので状況に合わせて上着を羽織りつつ格闘しています。

虫除けアイテムの準備

快適な登山をする為にも、虫を寄せ付けないためのアイテムも、必ず携行しましょう。
初めに軽く書きましたが使ったことのない方も居ると思うのでもう少し深堀りして記載しておきます。

ハッカ油スプレーor虫除けスプレー

有名ですが、ハッカ油スプレーは登山と相性がいいです。爽やかな香りでリフレッシュできるだけでなく、虫除け効果も抜群。汗をかいた後にひと吹きすれば、クールダウンと同時に消臭ケアも。
天然成分なので肌にもやさしく、夏山シーズンには手放せないアイテムです。

  1. ハッカ油
  2. 無水エタノール
  3. 水(精製水or水道水)

ハッカ油は暖かくなってくると薬局にも置かれ始めますね。
上記の3つを合わせても作れるのでランニングコストを抑えたい方にオススメです。

携帯用蚊取り線香

こちらはそのままですね(笑)
全ての虫から身を護ってくれる最強アイテムですが、火を使うということと、独特の煙が苦手な方が居るのがデメリットです。状況に応じて使いましょう。
使ったことはないのですが電池式やガス式などもあり、気になるので今年使ってみる予定です。

おにやんま君

おにやんま君は、登山における虫除け対策として非常に効果的なアイテムです。オニヤンマの形状を模したデザインにより、蚊やアブ、ブヨなどの害虫を効果的に遠ざけます。薬剤を使用せず、天然のメカニズムで虫を寄せ付けないため、登山者の健康にも配慮された製品です。取り付けは簡単で、帽子やザックに装着するだけ。軽量でコンパクトなため、荷物の負担も最小限に抑えつつ、特に夏山や湿度の高い環境下での登山において、非常に頼りにできるアイテムです。

正直効果あるのかいまいち分からないですが、お守り程度につけています。
なんとなく周りの虫が減ったような気もします。

ハエたたき

これを紹介している人はほとんど居ないと思いますが、関西だと割とメジャーな装備です。
使い方は説明不要ですね(笑)。ブヨの多い場所だと蚊取り線香以上の効果を発揮します。
なんでもいいので値段と重量的に100均の物がオススメです。

ヤマビルは湿度の高い場所や茂みの多い山道に多く生息していますが、塩にはその動きを抑制する効果があります。塩を直接身体に振りかけたり、登山靴やズボンの裾に塩を少量まぶすことで、ヤマビルが寄りつきにくくなります。また、塩分がヤマビルの粘着力を弱めるため、付着しても取りやすくなります。手軽に使えるので、特に湿度が高い時期の登山では試してみる価値があります。

ヤマビルの聖地、鈴鹿セブンマウンテンに行くとよく塩が落ちていますね。
自分は毎回忘れるのでジェットライターの火で炙って落としています(危険ですので真似しないでください)

登山の時期と場所の選定

虫の活動が活発な梅雨から夏(6月〜8月)を避けるのも一つの手段です。

おすすめの時期:

  • 春(4月〜5月)
  • 秋(10月〜11月)

また、沢沿いや湿地帯は虫が特に多いため、ルート選びにも注意しましょう。

登山中にできる虫対策

ハッカ油or虫除けスプレーのこまめな使用

汗や時間経過で虫除けの効果は薄れるため、数時間ごとに塗り直すことが重要です。
特に草むらや沢沿いを歩く前後は、意識して使いましょう

虫の多い場所では立ち止まらない

  • 沢沿い
  • 湿地帯
  • 風通しの悪い林の中

こうした環境では、虫やヤマビルが多く発生します。立ち止まる時間をできるだけ短くし、風通しのよい場所で休憩するようにしましょう。

余談ですがヤマビルは木の上から落ちてくると言われてましたが、実際は足元からしか来ないみたいです。
つい最近三重県の「子どもヤマビル研究会」の方々により判明しました。

蜂への対処

蜂を見かけた場合、決して慌てて騒いだり手で払ったりしてはいけません。
静かに後ずさりし、その場を離れることが最善の対応です。

特に黒い帽子やリュックサックは蜂の攻撃対象になりやすいため、装備の色選びにも注意を払いましょう。

虫に刺された・噛まれた場合の応急処置

万が一刺された場合、適切な対応を取ることで被害を最小限に抑えられます。

蚊・ブヨ・アブに刺された場合

  • できるだけ早く毒素を押し出す。
  • 水で患部を洗浄する。
  • 保冷剤や冷水で冷やす。
  • 市販の抗炎症薬を塗布する。

ブヨの場合は特に、症状が翌日以降に悪化することがあるため、注意深く経過を観察してください。

蜂に刺された場合

  • 速やかに安全な場所に移動する。
  • 針が残っている場合は取り除く(できればピンセット使用)。
  • 冷やして炎症を抑える。
  • 息苦しさやめまい、吐き気などの症状が出た場合は、直ちに救急要請(119番通報)を行う。

アナフィラキシーショックは迅速な対応が生死を分ける場合もあるため、躊躇せず救急車を呼びましょう。

ポイズンリムーバーで毒を吸い出せる説もありますが、医学的に効果が実証されていないという噂もあるのでなんとも言えません。(一応携帯はしています)

⛰️まとめ

登山中の虫対策は、安全かつ快適な山歩きに欠かせない大切な準備です。
服装や持ち物を工夫するだけでなく、状況に応じた行動を心がけることで、リスクを大きく減らすことができます。

これから登山を計画される皆さんは、今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ万全の虫対策を整えてから出発してください。

自然を愛し、自然を尊重しながら、楽しい山の時間を過ごしましょう!

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