バイクで登山はできるのか?──機動力と注意点を徹底解説

初心者向け記事

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登山を趣味とする人々にとって、「登山口までどう行くか」は山選びと同じくらい重要なテーマです。鉄道やバス、自家用車など様々な移動手段がある中で、「バイクで登山はできるのか?」という疑問を抱く方も少なくありません。

この記事では、バイクを使って登山に行くことが本当に現実的なのか、どのような点に注意すべきなのか、具体的なメリット・デメリットも交えながら詳しく解説していきます。

このテーマについて取り扱っている方は地味に少ないですよね。
3年ほどバイクで登山をしていたので実体験混じりで話していきます。

結論 「できる」が「登山歴が長くなると限界が来る」

まず先に結論を述べると、ごく一部の山を除けば「バイクで登山は可能」です。
実際に、登山愛好者の中にはバイクを活用している人も多く、YouTubeやブログなどでもそのような事例が紹介されています。

ただし、アルプスや白山などといった、いずれ登ることになるであろう標高の高い山は車中泊前提で考える必要が出てきます。
長野やその近辺に住んでいるなどしていない限りは難しいでしょう。

とはいっても当分は問題ないです。
車でも結局長野に住んだ方が楽なのでガチ勢は長野に住みます(笑)
バイクのメリットデメリット、あると便利な装備など解説していきます。

バイクで登山に行くために必要な準備

積載装備の工夫

登山用ザックは大きく、かつ重たい荷物になることが多いため、バイクの積載力には限界があります。
リアキャリア、サイドバッグ、荷締めネットなどを活用し、荷物を安全かつ安定して運べるようにする必要があります。

また、バイク次第ですが登山靴での運転に不向きな場合もあるため、その場合は別のライディングブーツを使用し、登山口で履き替える工夫も必要です。

大きめの荷締めネット(又はラッシングベルト)は必ず必要です。
登山靴はつまさきが分厚い為、かなり運転しにくくなる車種もあります。
セロー225だとまともに運転できないので後で履き替えていました。

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この辺買うと僕とお揃いです

ウェア・防水対策

バイクでの長距離移動は気温や天候の影響を強く受けます。
春先や秋の早朝・夕方は冷え込みが厳しく、また突然の雨にも備える必要があります。
ライディング用の防寒・防水ウェアを準備し、登山用の服とは別に用意することをおすすめします。

また、登山道へ繋がる道は荒れていることもあるので(特に奈良の南の方)プロテクターも忘れず装備しておきましょう。

自然が多い方の奈良の道は本当に荒れていることが多いです。(3回コケました)
極まったオフ車乗りでもない限りは、特に膝プロテクターをしておくことを強く強くオススメします。


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ナビ(スマホマウント)

登山口までバイクでアクセスする際、スマホをナビ代わりに使えるマウントがあると非常に便利です。地図アプリでルートを確認しながら安全に走行でき、迷う心配も減ります。防振や防水対応のタイプを選べば、登山道近くの悪路や突然の雨にも対応できて安心です。

有名ですがi-phoneはバイクに取り付け禁止です。
カメラ機能が壊れるので適当な中古のサブスマホと格安SIM(出来ればdocomo電波)を用意しましょう。
僕は1G月額290円の日本通信SIMを使っています。


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バイク登山のメリット

マイナーな登山口へもアクセスしやすい

バイクは車種と技量にもよりますが、細い林道や狭い峠道にも強く、車が入れないような場所にも到達できるのが魅力です。そのため、公共交通機関ではアクセス困難なマイナー登山口にも比較的容易に行くことができます。

渋滞や駐車場混雑の回避

都市部からの人気登山地は、週末ともなれば登山口周辺の道路が渋滞し、駐車場も早朝から満車になることが多々あります。バイクであれば渋滞回避が可能な上、小さなスペースにも駐車できるため、駐車難民になるリスクが劇的に下がります。

コストパフォーマンスが高い

バイクは燃費が良く、高速道路の料金も軽自動車と同率です。さらにガソリン代も抑えられるため、日帰り登山を繰り返す人にとっては、経済的な負担がかなり軽くなります。
駐車場代も車に比べてかなり安く(5分の1など)、無料になっている場合も多々あります。

また維持費の面でも車と比べるとかなり優秀です。
車だと年単位で考えると月4~6万かかると言われていますが、バイクだと(21歳以上であれば)任意保険やパーツ代を含めても~月1万くらいで済みます。

一番のメリットは駐車難民にならないことです。
御在所岳などは車で行くと朝7時前には着いていないと駐車場所を探すのに苦労しますが、バイクなら何時に付いても必ず駐車出来る場所があります。

高速道路のバイク料金はいつになったらちゃんと安くなるんですかね…?

バイク登山のデメリット

天候リスクが大きい

天候による影響は、バイク登山の最も大きな課題の一つです。
特に帰路での豪雨や突風、気温の急低下などは命の危険すら伴います。
また、冬季は路面凍結による事故リスクが高く、バイクでの移動自体が不可能になる場合もあります。

登山計画と同様に、天候情報のチェックは必須であり、天気が不安定な時は潔く計画を変更する柔軟さが求められます。

荷物制限がある

テント泊や冬季登山など、重装備が必要な登山にはバイクはやや不向きです。
バイクの積載量には限界があり、ザックの大きさや荷物の重量に制約がかかります。
特にテント・シュラフ・食料などをフル装備で持ち運ぶ場合は、車の方が圧倒的に有利です。

帰路の疲労に注意

登山で体力を使い切った後に、長距離のバイク運転が待っているというのは、想像以上に過酷です。
下山後は足腰に疲労がたまり、集中力も落ちているため、事故のリスクが高まります。
計画時には運転時間も考慮し、途中での休憩や仮眠を含めたスケジューリングが必要です。

バイク単体ならいくらでも走れますが、流石に登山後だと疲れが残りますよね。
15分仮眠取るだけでも全然違うのでこまめに休憩を入れましょう。

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こんな人にはバイク登山がおすすめ

バイク登山は向き・不向きがあります。以下のような条件に当てはまる方には、特におすすめです。

  • 日帰り登山が中心の人
  • 荷物を軽量・コンパクトにまとめられる人
  • 混雑を避けて静かな山を楽しみたい人
  • 時間の自由度を重視する人
  • ソロ登山が多い人

逆に、ファミリー登山や装備が多い縦走登山にはあまり向いていません。

実際の体験談

私自身、関西圏での日帰り登山を中心に活動していますが、免許を取りバイク(250cc)に乗り始めてから行動範囲が一気に広がりました。たとえば、奈良の大峰山脈や三重の鈴鹿セブンマウンテンといった、公共交通機関ではアクセスが悪い山でも自由にスケジューリングができるようになり、時間の使い方が格段に効率化されました。

特に変わったのは、「電車では行けない山」に自由に行けることです。早朝に出発すれば渋滞なしで登山口まで到着できます。この自由さが、バイク登山の一番の魅力だと感じています。

ただし、雨の日の走行や帰路の疲労感など、油断すると危ない場面もあるため、常に慎重さは必要です。

⛰️まとめ:バイク登山は「上手に使えば強力な武器」

バイクで登山はできます。そして、正しく準備し、無理のない範囲で運用すれば、それは登山をより自由で快適なものに変えてくれる手段となります。

ただし、登山もバイクも自然と向き合う趣味である以上、リスク管理と計画性が欠かせません。
天候や荷物、体力、駐車場所など、考慮すべき点は多々ありますが、それらをクリアすれば、誰よりも自由に、誰よりも静かな山を楽しむことができるでしょう。

登山とバイク、どちらも「一歩外に出る勇気」があれば始められます。もし今、あなたがその一歩を考えているなら、ぜひバイクでの登山にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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